17年目のパワーポイント「まず最初にやるべきことは?スライドマスタを設定しよう」
短時間でクオリティの高いパワーポイントスライドを作成するには最初に行う"仕込み"が重要です。
これを行うことで、修正が入ったり、作成途中で内容を変更したくなった場合でも、楽に行うことができます。
みなさん聞いたことがある「スライドマスタ」という機能ですが、意外と使われていないケースが多いです。
それほど難しい機能ではないので、ぜひ使ってみて下さい。
また、スライドマスタにはいろいろな使い方があります。
17年間も仕事としてパワーポイントスライドを作り続けていると、やり方が淘汰されてきて「もっとも効率的」(と思われる方法)が自然と身につきます。
今回はそれをご紹介します。
まず新規作成を選択し、最初にスライドサイズの設定を行います。
印刷して使用するパワーポイントスライドの場合はA4ヨコを、プロジェクタなどで投影してプレゼンする場合は16:9を選択します。
以前は地上波アナログTV放送と同じ4:3が多く使われていましたが、最近はパソコンの画面も16:9のものが多いので、あまり使われなくなってきました。
続いて「スライドマスタ」を選択します。
スライドマスタでは、はじめにフォントの選択をしましょう。
「新しいテーマのフォント パターンの作成」というウインドウが開くので、ここで頻繁に使うフォントを選択します。
今回は「游ゴシック」と「游明朝」にしました。
このフォントはWindows8.1以降、Office2016以降に最初から入っています。
以前のWindowsをお使いの場合でもMicrosoftのWebサイトから無償でダウンロードできます。
なぜ「游ゴシック」と「游明朝」を選ぶかという点についてですが、Windowsに標準的にインストールされているフォントの中で、見栄えが良いからです。
メイリオはディスプレイ用フォントで、とても見やすいのですが、やや横に潰れた感じがします。
MSゴシック等はどうしても古臭さが出てしまいます。
次に、レイアウトの設定を行いましょう。
画面では先程選択した游ゴシックと游明朝が確認できます。
上記のように整えてみました。一番上のタイトル文字は太字にしてあります。
次にタイトルスライドです。
ここではタイトルの文字をセンタリングする程度です。
ここまでできたらほぼ完了なのですが、使わないレイアウトは削除してしまうと後々作業効率が上がります。
縦書きのレイアウトなどはまず使いませんので、削除しましょう。
削除後は、左側のサムネイルがスッキリします。
この後は用途に応じてデザインを行っていくのですが、この状態で保存しておくと、他のスライドを作るときもここからはじめられますので、おすすめです。
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